理系女子にオススメ!大学院生が研究と両立できるアルバイト3選

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人生の3大支出の1つが教育費と言われているように、ほとんどの大学生や大学院生はお金の悩みを持っています。

実際に仕送りや奨学金だけでは学費や生活費が足りずアルバイトをしたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
特に大学院生は学会に参加する人も多く、学会の参加費や旅費、付き合いの飲み会などで予想以上にお金が必要です。

そうは言っても、理系の大学院生は研究が忙しく、学部生のように平日夕方からアルバイトを入れるのは難しかったりしますよね。

そこで、この記事では

  • 学費や生活費が足りないからアルバイトしたいけど時間はある?
  • 研究漬けの大学院生でもできるアルバイトってあるの?
  • 深夜のアルバイトは不安な理系女子におすすめのアルバイトって何?

という疑問にアルバイトをしながら国際学会で優秀賞を受賞した理系女子の私が無理なく研究と両立できるオススメのアルバイトを紹介します。

この記事がオススメな人
  • 研究と両立できるアルバイトを探している大学院生の理系女子
  • 深夜や早朝のアルバイトは防犯上避けたいので日中にアルバイトしたい理系女子
目次

忙しい理系大学院生でもアルバイトできる?

結論から言うと大学院生であってもアルバイトは可能です。

私は理系の中でも忙しいと言われる化学を専攻していました。

どれくらい忙しいかと言うと、

  • 平日のコアタイムは9時〜17時だが、実際は9時〜20時まで研究室にいることがほとんど
  • 実験内容やマシンタイムによっては24時間研究室に篭りっぱなし
  • 規則正しい生活はほぼ不可能
  • うっかりするとご飯を食べ損ねる
  • 土曜日はセミナーがあるので休日は日曜祝日のみ
  • 休日であっても研究室が無人になることはない
  • 1ヶ月を超える長期休みは存在しない
  • お盆と正月に5日間の休みがあるが、雑用が入る(オープンキャンパスや装置関係)

学部生のときは18時には講義が全て終わっていたことを考えると、毎日20時近くまで研究室にいることがデフォルトな大学院生はやはり忙しいです。

でも、こんなに忙しくてもアルバイトをしていましたし、周りを見てもアルバイトをしている人の方が多かったです。

アルバイトをしているからと言って研究成果や成績の優劣は関係ありませんでした。
むしろ時間管理をきちんとできる優秀な人の方がアルバイトもしつつ研究でも成果を上げていた印象があります。

理系女子の体験談!大学院生のアルバイト事情

大学院生(研究室に配属された学部4年生)のアルバイト事情について詳しく見ていきましょう。

アルバイトと聞いて皆さんがイメージするものとは違った学生ならではのお得なアルバイトも紹介していきます。

ちなみに、アルバイトをする理由は人それぞれで

  • 学費や生活費
  • 自動車免許など資格取得
  • 気分転換
  • 指導教員の手伝い
  • 就職活動の遠征費

などが多かったですが、1番多い理由は生活費を稼ぐことでした。

研究室でアルバイトをしている人の割合

私の所属していた研究室を例に挙げてみます。

各学年の人数とアルバイトをしていた人の数は次の通りです。博士は人数が少ないのでまとめて集計しました。

  • 博士…5人(うち2人は留学生):アルバイト4人
  • 修士2年…7人(うち2人留学生):アルバイト5人
  • 修士1年…4人:アルバイト2人

意外とアルバイトをしている人が多いと驚いたのではないでしょうか?

16人中11人と7割近い学生がアルバイトをしていました。もちろん私の所属した研究室が特殊だったわけではありません。
アルバイトをしている割合に男女差は見られませんでした。

ただし、理系女子の方が深夜のアルバイト率は低めでした。

理系女子のアルバイトの探し方

大学院生のアルバイトの探し方は大きく2つあります。

ひとつは大学生協のアルバイト情報サイトから探す方法です。

“所属大学+アルバイト”で検索してみてください。職種やワークスタイル(長期が単発かなど)、エリアごとに検索することが可能です。
通常の求人サイトと異なる点は、キャンパス内のアルバイトを探せることです。

学生自身が卒論のデータ集めのために募集しているアルバイトもあります。
私は教育学部の学生のアンケートに答えてお金もらいました。

もうひとつは所属する研究室の教員からの紹介です。
おすすめはこちらです。

後ほど詳しく説明しますが、TA(ティーチング・アシスタント)やRA(リサーチ・アシスタント)と呼ばれるものです。
多くの大学院生がTAで稼いでいると言っても過言ではないくらい学生に人気のアルバイトです。
これについては後述します。

どれくらい働くの?シフトの入れ方は?

働き方は以下のパターンに分かれていました。

  • 早朝もしくは夜間に曜日を固定して働く(学外)
  • 日曜日など研究室が休みの日に半日働く(学外)
  • 研究室のコアタイム中に働く(学内)
  • 単発のアルバイトを入れる

居酒屋やスーパーなど学外のアルバイトは、研究室のコアタイムを外して入れることになります。

必然的に早朝や夜間が多くなるので体力に自信のない人にはきついですし、1日あたり3時間が限度でしょう。週に2回を超えて入れている人はいませんでした。

防犯面からも理系女子にはおすすめしません。

一方で、研究室が休みの日であれば半日ほどアルバイトを入れることも可能です。
これから日中のアルバイトになるので理系女子も安心して働けます。

ただし学会前やマシンタイムの順番によっては休日は消えるので計画を立てて研究を進める必要がります。

多くの学生がかけもちも含め、やっていたのが指導教員が紹介してくれるTAやRAなどの学内アルバイトです。

移動時間がほぼゼロな上にコアタイム中にお金を稼げるので人気のアルバイトです。
先生も学生の懐事情を分かっているので、できるだけ多くの学生がアルバイトできるように配慮してくれます。

私はTAのアルバイトで月5〜7万円稼いでいました。

まれにアルバイトを禁止する研究室があると言う話を聞きますが、私の周りでは聞いたことがありません。
それに24時間学生を見張っているわけでもないので、強制的に禁止されるケースはないと思います。

研究との両立は難しい?いつまでアルバイトする?

アルバイトの種類にもよりますが、大学院生それも博士であっても研究とアルバイトを両立することは可能です。
むしろ博士の方が経済的に追い詰められているのでアルバイトしてたりもします。

修士の学生は基本的に2年間で学位を取得できるので、修論を書きながらアルバイトをしている人もいました。
ただし、就活中はやめていた人が多かったです。おそらくシフトを入れにくいからだと思います。

一方で、博士の場合は少し事情が異なってきます。
博士号は学内審査だけでなく、国際誌に論文を通す必要があります。

そのため真面目に大学に行って研究をしていても学位を取れないことが多々あるので、学位取得に向けて本格的に研究に取り掛かる前にはアルバイトを辞める人が多いです。
それでも博士2年まではアルバイトを続ける人が多かったですが、ほとんどTAかRAです。

とか言いつつ、私は博士3年でもTAとRAはしていました。

大学院生が学部生より忙しくてもバイトできる理由
  • 講義がほとんどなく自分で実験計画を立てるので時間の使い方が自由
  • 学会前や学位取得前など忙しい時期が決まっているので計画を立てやすい
  • 指導教員からアルバイトを紹介してもらえる

理系女子おすすめ!研究と両立できるアルバイト3選

研究と両立しやすい大学院生におすすめのアルバイトを3つ紹介します。

もちろん、複数のアルバイトをかけもちすることも可能です。
ご自身に合ったアルバイトを探してみてください。

TA(チーティングアシスタント)・RA(リサーチアシスタント)

一般的にはあまり馴染みのないバイトですが、研究室に配属された学生にとっては定番のアルバイトです。

仕事内容
  • TA:学部生の講義補助。学生実験のサポートや演習講義の質疑対応、試験の採点など
  • RA:研究室の装置の管理や対応など
おすすめポイント
  • 学内で完結するので移動時間もなく、融通も効きやすい
  • 実験のTAは論文を読みながらや多少なら抜けて自分の実験を進めることもできる
  • 研究との両立は圧倒的にやりやすい
  • 都合が悪くなったら他の学生と入れ替えることもできる
  • 後輩と知り合えるので研究室配属の後に懐いてくれる

私はどっちもやったけど、めっちゃ楽でした。
特にRAはほぼ名ばかりで不労所得に近かったです。

TAの拘束時間ってどれくらい?

学生実験は使用する試薬の準備や廃液処理があるので、講義の時間(12:50〜17:30)+α必要です。ただし、試薬準備は5分もあれば十分ですし、廃液処理も1ヶ月に1回なのでさほど時間はかかりません。むしろ早く実験が終わる日は15時に解放されることもありラッキーと思ってました。
演習講義のサポートは前日に予習30分と1コマ90分が実労働時間でした。
テストの採点は実験の反応待ち時間に2〜3時間ほどで60人分の採点をしました。

TAの時給はいくら?

大学や専攻によっても違うので参考程度にですが、時給1000〜1500円だったので家庭教師くらいでした。日給でおおよそ5000円〜7500円ですね。
学生のアルバイトにしては高単価ではないでしょうか。

RAってあんまり聞かないけどTAと何が違うの?

あくまで私の研究室の話ですが、RAは基本的に募集はありません。
先生から個別でお金を出すからRAをやらないかと話があります。RAの仕事は一応研究補助となっていますが、RAでなくても後輩が困っていたら装置の使い方など指導はするのでこれと言って特別な仕事はしていません。
なので、RAの時給は正直なところいくらと言えないです。(普段、タダ働きしているとも取れますが、私はRAは不労所得だと思っています。)
TAは研究室全体にアナウンスがあり学生間で融通を効かせながらシフトを組んで、TAとして仕事をしお給料を頂いていました。

学会の手伝い・受付

研究室の指導教員が学会を主催する場合や、自分の大学で学会が開催される場合に募集されます。

指導教員が学会を主催する場合は、おそらく問答無用で手伝いに駆り出されると思いますが、お給料と当日のお弁当が支給されます。ただで学会にも参加できるので学生としては嬉しい限りです。

仕事内容
  • 学会参加者の名簿、名札作成
  • 要旨(アブスト)集の印刷と製本
  • 会場設営とお茶菓子などの準備
  • 当日の案内と受付
  • 会場のマイク、照明、タイマー係など
おすすめポイント
  • 学会発表のネタがなくても学会に同行できる。
  • 事前準備は時間の空いたときに研究室の学生と秘書で協力して進めるので自分の実験と並行してできる

学部4年生でもお手伝いとして国際学会の連れて行ってもらいました。
学会参加費もバカにならないので嬉しい特典です。

試験監督

講義の監督ではなく、TOEICなど大学で行われる試験の監督をするアルバイトです。
私は大学生協のアルバイト情報サイトで見つけて応募しました。

大学で定期的に行われている試験があるときはアルバイトを募集していないか確認するといいです。

仕事内容
  • 試験問題の配布と回収
  • 注意事項の読み上げ
  • CDの再生
おすすめポイント
  • スーツに着替える必要はあるけど、学内なので移動時間がほぼゼロ
  • 試験の最初と最後以外はほとんどやることがなく楽
  • 1日で1万円以上稼げる

私はCDの再生ボタンを押すだけだったので本当に楽でした。
もはや休憩時間のようなもの。

理系女子が研究とアルバイトを両立するコツ

研究は意外と体力を消耗するので、体力を使うアルバイトや深夜早朝などにシフトが入るアルバイトは理系女子には不向きです。

理系女子のアルバイト選びのコツは、日中に学内でできるアルバイトもしくは休日の単発バイトに絞ることです。

  • 大学内でできるアルバイトを選ぶ
  • 指導教員からのアルバイト情報は漏らさずチェックし興味があれば立候補する
  • 自分の研究に関わるアルバイトをする
  • 単発のアルバイトを定期的に探す
  • アルバイトを詰め込みすぎない(平日のコアタイム後であっても週1,2回であれば他の日に調整できる)

また、忙しい大学院生が研究とアルバイトを両立するコツは、研究とアルバイトを分けて考えないことです。
同時にこなせればアルバイトをしていても研究に支障はでません。

まとめ

忙しい理系の大学院生が無理なく研究と両立できるおすすめのアルバイトを理系女子が紹介しました。

中でもTAやRAは時間の融通が効きますし、アルバイト中に論文を読んだり少しであれば抜け出して実験室に戻れるので超おすすめです。
頑張ってる後輩を見るのもモチベーションが上がるのでいいですよ。

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