博士号持ちの理系女子が民間企業に就職!メリットデメリットまとめ

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理系だと修士(博士課程前期)まで進学する人は増えているけど、博士(博士課程後期)に進む人はほとんどいません。
それが女性となるとさらにレアケースです。

私は大学で博士号を取得しましたが、修士で就職せず、博士号を取ると決めるまでに

「理系女子が博士を取って民間企業に就職するメリットやデメリットって何?」
「そもそも博士が民間企業で働くイメージができない><」

「大学で働くのと民間企業で働くのってどう違うの?」

と将来の進路に不安でいっぱいでした。

身近に博士号を持つ理系女子がいないとなかなか相談できないから困りますよね。
インターネットで検索すると博士についてはネガティブな情報が多かったり、憶測で書かれているものが多くて余計に不安になったり・・・。

そこで、この記事では

  • 理学博士を取得し
  • 民間企業で
  • 研究職として働く

私が、実際に民間企業に就職して感じたメリットとデメリットを理系女子目線でお伝えします。

研究も続けたいけど結婚や出産もしたいという理系女子にとってはかなり参考になる内容特になっています。
デメリットもありますが、私は、博士号を取ってから企業に就職して良かったです^^♪

この記事がオススメな人
  • 就職活動をしている博士課程の理系女子
  • 博士が民間企業に就職するメリットとデメリットを知りたい理系女子
  • 研究と結婚出産を両立したい理系女子
目次

博士号を持つ理系女子が企業で感じた5つのメリット

両手でグッドサインをする女性

私の実体験から、博士で民間企業に就職して感じたメリットを5つ紹介します。
特に結婚や出産を考えている理系女子にとっては民間企業で働くメリットがたくさんありました。

研究職に就ける

修士であっても研究職に就くことはできますが、博士だと自分が違う職種を希望しない限り、確実に研究職として採用されます。

研究職のメリットは研究ができること以外に、

  • 裁量労働制である
  • 在宅勤務が可能である

ことがあります。

裁量労働制であれば時間に融通がきくので、妊娠中の体調不良時や妊婦検診のときに年休を使わなくても出社時間をずらすことができます。
労働時間を短くすることもできるのはめちゃくちゃメリットです!

妊娠中は朝の体調が悪かったので10時出勤して定時退社してました。

また、産後も子供が熱を出して保育園に迎えに行かないといけなくなっても、時間の自由が効くのでお迎えに行きやすいです。

しかもデータさえ持って帰れば、在宅ワークも十分可能なので、趣味の研究をしながら自由に働ける研究職は本当においしい職だと思っています。

働き方に自由があるのは研究職の特権です‼︎

勤務地を選べる

博士を取得して就職する場合は、その専門性を買われて採用されることが多いです。
なので、採用される時点で、会社のどの研究所に配属されるのか勤務地が分かります

結婚してパートナーと一緒に住みたい人にとっては勤務地を選べるというのは、とても魅力的ですよね。
また転勤の可能性も少ないので、就職後にパートナーを探すときもライフプランを立てやすいです。

就職や転勤が原因で彼氏と別れる心配もないです♡

私は

  • 実家の近く(距離が離れていてもアクセスがしやすい)
  • 転勤が少ない
  • 海外勤務はヨーロッパ希望

という条件で企業を選びました。
産後は親に頼りまくりなので、実家の近くに就職できて本当によかったです。

初任給が高い

大学院で3年間余分に学んでいるので、初任給も修士より高いです。

分野によってもお給料は変わってくるのであくまで目安ですが、学部と修士、博士の初任給を表にまとめました。
博士は修士より月給で4万円ほど多く、学士と比べるとなんと8万近くもお給料が高いんです!

初任給
学士21.0万円
修士23.8万円
博士27.6万円
最終学歴ごとの初任給比較

おかげで社会人1年目から生活に余裕がありました。

私は社会人3年目で出産しましたが、経済的に余裕があったのでとても助かりました。
育児休業給付金の金額は育休前のお給料から算出されるため、育休中の収入にも大きく関わってきます。

ただし、博士の初任給は会社によってかなり違うので就活するときに募集要項をきちんと確認してくださいね。
中には修士と変わらない会社や歩合制なんて会社もありました。

希少価値がある

理系女子で博士号を持っている人は大企業でもかなり珍しいです。
数が少ないというだけで価値が上がるので大事にしてもらえます。

実際に上司や部長から女性の立場から困ったことはない?とよく話しかけられます。
なので、女性社員の要望や気持ちを伝えやすいです。

会社から博士号を取れと言われない

企業でも研究職として働いていると、博士号を取れと会社から言われる場合があります。

修士卒の上司は社会人ドクターを目指していて、すごく大変そうです・・・

博士号を持っていると博士号を追加で取れとは言われません!
かなり気楽です。

個人的には、社会人ドクターは内部進学して博士を取るより大変だと思います。

社会人ドクターが大変な理由

  • 仕事と学位取得のための研究を両立しなければいけない
  • 企業の研究は特許の都合もあり、論文にするまでに時間がかかる
  • 妊娠や出産のようなライフプランを立てにくい

特に子供が欲しい女性にとっては、会社からの博士号取得の圧力はストレスになります。

会社の仕事は社員間で分担できますが、博士号取得のための研究は基本的に1人でする必要があるからです。
また論文は新規性がないと受理されないため、途中で産休や育休を挟むと学位取得がかなり難しくなります。

博士号を取って企業に就職した理系女子が感じた3つのデメリット

ひざを抱える女性

続いてデメリットについても紹介します。
お伝えするデメリットはすべて実際に私が感じたものです。

デメリットは3年もしたら気にならなくなりました〜

新卒の時点で27歳になっている

女性ならやっぱり年齢は気になります。

特に20代から30代にかけては

  • 研究者として駆け出しの時期なのでしっかり実績を積みたい
  • 同世代の結婚・出産ラッシュで焦る
  • 出産適齢期と新社会人の時期が重なる

のでキャリアとプライベートのイベントが重なりがちです。

特に育児はパートナーと協力したり周りからの助けを借りることもできますが、出産は代わりがいないので、多くの理系女子が悩むポイントだと思います。

私は入社3年目に子供を授かり、30歳で第一子を出産したのでちょうど平均年齢くらいで子供を産んでいます。
なので、博士だから高齢出産になるとは限りません。
入社3年目の妊娠もつわりがひどく思うように働けませんでしたが、職場でも嫌な顔ひとつされず産休前まで気持ちよく働くことができました。

好奇の目で見られる

博士号を持っている理系女子はかなり珍しい存在なので、変わり者として好奇の目で見られることがあります。

私が就職した会社では博士持ちの理系女子は私だけだったので余計に目立ってしまい、すぐに博士という噂が広まってしまいました。
その結果、物珍しそうに見られたり、人によっては急に態度が変わったりしたので、どことなく居心地が悪かったです。

でも、それも新人研修の間だけで、研究所に配属されてからは居心地の悪さは一気に解消しました。
長い会社員生活の中のほんのわずかな時間だけなので、気にしないのが一番です♪

入社後のスケジュールが忙しい

私の勤めている会社では、

  • 入社1年目に新人論文提出
  • 係長昇進前に論文提出

があります。

修士卒で入社すると新人論文と係長論文の間に3〜4年ほど時間があるのすが、博士だと続けて論文を書かなければいけません。
論文の執筆はとても大変で時間もかかるので、じっくりと会社で必要な知識や経験を習得をする時間がなく忙しいです。

27歳で就職して3〜4年というとちょうど結婚ラッシュや出産ラッシュと重なるので、人によっては仕事とプライベートでかなりバタバタするかもしれません。

また同期と昇給試験のタイミングがずれるので、孤独感があります。
研修なども同期ではなく先輩と受けることになり、ちょっと寂しいです。

まとめ

企業に就職した理系女子の立場から、博士号を持っていることのメリットとデメリットをまとめました。

博士号を取得している人は少なく、特に日本だと博士を持っている価値はないと思われがちです。
しかし、私は博士を取得して得たメリットの方が大きいと感じています。

特に20代後半以降のライフプランが立てやすいので、博士を取ってから就職してよかったです。
ネガティブなイメージを持たれやすい博士ですが、ポジティブな面もたくさんあります。

この記事が就職先に悩んでいる博士課程の学生に役立てば嬉しいです。

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